今、10代や20代の皆さんは、まだエイジングケアなんて必要ないと思っていませんか?確かに、エイジングケア化粧品と聞くと、40代や50代の方が使う化粧品だと想像するかもしれませんね。エイジングケア化粧品を使い始めるのは30代以降が多いとされています。しかし、エイジングケア化粧品の役割、使い方、なぜ使うのかということは早いうちから知っている方が良いでしょう。
そこで、今回はエイジングケア化粧品を知ろうというテーマで、エイジングケア化粧品の役割やなぜ使う必要があるのかを説明していきます。
化粧品の役割
化粧品、スキンケア用品を使う理由はなぜでしょうか?
キレイに魅せたいから、健康なお肌になりたいから、健康なお肌を維持したいから、など理由は様々ありますね。では、「化粧品」の定義はなんでしょうか?
化粧品とは、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう」と、定義されています。
つまり、前述した理由は全て当てはまりますね。
逆に、定義から見ると人体に対する作用が緩和なもの、とされているので、例えば薬や医療技術を使う「治療」は化粧品ではできないということになります。
エイジングケア化粧品の役割
エイジングは「加齢(老化)」、ケアは「お手入れ」を指すので、エイジングケア化粧品とは加齢に伴って現れる肌悩みに対するスキンケアをする化粧品ということになります。
加齢に伴う肌悩みというと、シミやシワ、ほうれい線や、毛穴のたるみなど、様々あります。
その多くが、乾燥もしくは紫外線が原因で起こりうる肌悩みなのです。
そのため、化粧品でしっかり保湿や紫外線対策ができれば、エイジングケアができるということなので、エイジングケア化粧品と言えます。
ただし、エイジングケアはあくまでケア=お手入れなので、キュア=治療ではありません。「シワを消す」「シミを消す」「ほうれい線を消す」といったことに効能はなく、あくまで肌悩みのトラブル予防や、これ以上進行させないためのお手入れということを理解しておきましょう。
エイジングケア化粧品に配合される成分
お肌を健やかに保つためには、コラーゲン、エラスチン、セラミド、ヒアルロン酸、プロテオグリカンといった成分が必要ですが、これらは老化に伴って産生力が減少してしまいます。そのため、主に「保湿」がメインとなるエイジングケア化粧品で補う必要があります。
エイジングケア化粧品を選ぶ際は、お肌のトラブルに沿った成分を選ぶことも大切ですが、基本的には前述した保湿ができる成分が配合されている化粧品を選ぶようにしましょう。
最近の研究や技術の進歩により、科学的根拠のあるエイジングケア成分も明らかになっています。
まとめ
できてしまったエイジングサインを「消す」ことはできませんが、エイジングサインを予防することや、それ以上進行しないようにケアすることは大切です。
エイジングケア化粧品以外に、紫外線対策を行ったり、お肌の老化を進行させない食生活や生活習慣を整えることも大切です。エイジングケア化粧品でできることを行い、健やかな美肌を維持していきましょう。